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灯浮標 約750基
灯竿 約400基
浮標 約2,500基
等を管理するために、設標船を運用している。
B−3タイプ(9名乗組) 3隻
B−4タイプ(7名乗組) 3隻
B−5タイプ(7名乗組、浅海用) 1隻
B−3タイプは流出油事故に対処できるようオイルブーム、回収機、可搬式ポンプをとう載している。
〇B−3タイプRotterdamに乗船して港内視察に併せてブイ作業をみることができた。中型(約3トン)の灯浮標を甲板上に引揚げて標体の点検整備、灯器の試験確認を乗組員で分担しておこない。良態であれぱ再設置し、標体灯器の管理記録を航海士がパソコンに入力して作業を終了した。手ぎわのよさが印象に残った。
(口) VTS(Vessel Traffic Service)
VTSは港への接近航路での航行を規制する。その主な3つの活動は、
○航行の規制:入港及び出港する船舶は全てVTSセンターに届けて、情報と助言を得る。(ロッテルダム港域では、市当局がVTS権限を担当する)
○船舶への入港許可の決定。特に大型船及び危険物を積んだ船舶は特別な要件を満たす必要があり、巡視艇が同行する。
〇巡視艇により規制の執行、水路上での作業の管理、及び衝突の際の予備的事情聴取等を行う。必要があれば護送する。灯台にある沿岸警備所もVTSに所属する。ここではレーダー及び通信設備を運用して、特に海難の起り易い季節には事故の頻発に眼を光らせ、必要があれば捜索及び救助活動を開始する。
海上航行中の船の水先案内はDGSMの担当であるが、民間団体が委託を受けて実施している。水先案内人はVessel Traffic Serviceとの密接な協力の下に働いている。
DGSMは、De?a航行システム等の誰でも利用できる民間無線航行システムが正しく機能することにも責任を負っている。
(ハ) 海上遠距離通信
船舶及び海上リグとの民間無線通信はPTT Telecomが運営するScheveningen Radio(PCH)によって維持されている。この無線局は電報、電話及びテレックスの送受信を毎日24時間取り扱う。
(ニ) 捜索、救助活動(SAR)捜索及び救助活動(SAR)は形式上運輸公共事業省の責任事項であるが、実際のSAR

 

 

 

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